仕事のために英語学習しようと思っても、なかなか時間を割くことができない多忙な社会人はかなり多いですよね。それでは社会人が英語学習をする時間のない中で英語力を上げるためにはどうしたらよいのでしょうか?
時間がない中で英語力を上げるためには、効率的かつ効果的に正しい英語学習をする必要があります。
今回の記事では「効率的かつ効果的に英語学習を行うためのゴールの設定方法と学習のための時間の確保方法、そして学習の習慣化の方法」を解説していきます。
時間のない社会人のための英語学習 “3tips”「3つのコツやテクニック」
現在、社会人にとって最も重要なスキル、それは英語力です。
外資系企業に勤めていれば、電話対応、メール、またはWeb会議などで頻繁に英語を使うでしょう。
国内企業においても社内で英語を公用語として導入しているところもあります。
たとえ英語を公用語として導入をしていなくても、TOEICを人事評価基準にしている国内企業は増えてきています。
この現状は、英語はもう限られた人だけが使う特殊なスキルではないということです。
これら企業間競争のグローバル化が進む中、英語は人材価値を高める必須スキルであると証明されているのです。
しかし、それだけ英語力をつけなければならない現状であるにもかかわらず、英語学習をして英語力をアップさせる社会人の何と少ないことか… その理由は、「時間がない」からがほとんど。
確かに仕事に追われ、多忙を極める社会人に帰宅してから英語学習を無理強いするのは酷なことかもしれません。
そこで時間のない社会人に英語学習を効率的かつ効果的にするための “3tips” を紹介します。
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“3tips” とは「3つのコツやテクニック」という意味です。
1. “create a clear goal” 「明確なゴールを設定する」
“Create a clear goal for studying English.”
「英語の勉強をするために明確なゴールを設定する。」
社会人が英語学習するための最初のコツは、明確なゴールを設定することです。
「英語力を上げたい」とただ漠然と言っても、ビジネスのためなのか、日常英会話のためなのかによって、効率的かつ効果的な学習法は変わってきます。
ゴールを明確にしなければ、効率的かつ効果的な英語学習法を選ぶことができません。また、ゴールを明確にすることは、効率的かつ効果的な英語学習法を選ぶためだけでなく、勉強のモチベーションを保つためにとても重要です。
英語は1日や2日勉強したところで、急激にできるようになるということはありません。継続的に学習をしなければ英語力を養うことはできません。
だからこそ、英語学習に対するモチベーションの維持というのはとても大切です。
「英語力を上げる」というぼんやりとしたゴールではなく、例えば、「人事評価を上げるために、来年中にTOEICで650点を取る」というような明確なゴールの方が、モチベーションを保てるのではないでしょうか。
ゴールを明確にすることで、最適な効率的かつ効果的な英語学習法を選べる上に、英語学習を継続できるようになるのです。
2. “set aside time for” 「時間を確保する」
“Set aside time for studying English.”
「英語を勉強する時間を確保する。」
多忙で時間のない社会人の英語学習においては、まず時間を確保することが重要です。
語学学習においては、その言語に触れている時間の長さがとても重要です。いかに時間を確保して英語学習をたくさんできるかということが、英語力UPに繋がります。
社会人は、残業や仕事でのお付き合いなど時間を決めて英語学習をすることはとても難しいことかもしれません。だからこそ、いかに勉強時間を確保するのかがとても重要になってきます。
3. “make it a habit” 「習慣にする」
“Make studying English a habit.”
「英語学習を習慣にする。」
社会人にとって英語学習するためには、多忙なりにも時間を確保して、その英語学習を習慣化する必要があります。
語学学習において質も大切ですが、量をこなすことも重要です。前述しましたが、いかにその言語に触れているかがとても重要なんです。
習慣にするというのは、何も1時間や2時間を毎日やれと言っているのではなく、英単語を5個から覚えていくことからでいいんです。手始めに習慣にできそうな「やれる」ことから始めて、少しずつ量を増やしていくことが英語学習を習慣化するコツです。
時間のない社会人の英語学習はSMART設定でゴールを目指せ!
効率的かつ効果的に英語学習するためには、まずゴールを設定してみよう。
そのためにゴールの設定方法を「SMART」を使って解説します。
SMARTとは、
☆誰が読んでもわかる、明確で具体的な表現や言葉で書き表すこと
☆目標の達成度合いが誰でも判断できるよう、その内容を定量化して表すこと
☆希望や願望ではなく、その目標が自力で行動可能かどうかを確認すること
☆現実から離れた空想ではなく、現実的な目標設定でなくてはならない
☆いつまでに目標を達成するのかを決めること |
のそれぞれ頭文字をとったゴール設定方法です。
例えば、
Specific = 具体的に
☆誰が読んでもわかる、明確で具体的な表現や言葉で書き表すこと |
毎日10分以上英語学習をする |
Measurable = 測定可能な
☆目標の達成度合いが誰でも判断できるよう、その内容を定量化して表すこと |
TOEICで650点 |
Actionable = 自力で行動可能な
☆希望や願望ではなく、その目標が自力で行動可能かどうかを確認すること |
隙間時間を見つける |
Realistic = 現実的な
☆現実から離れた空想ではなく、現実的な目標設定でなくてはならない |
人事評価を上げるため |
Time Limited = 時間制限付き
☆いつまでに目標を達成するのかを決めること |
来年度中に |
「いつかTOEICを650点取る」では曖昧すぎてゴールは遠のくばかりです。
そこで上記のように、
とゴールを具体的に設定することで、達成への近道が見えてくるのです。
時間のない社会人の英語学習は時間の作り方が重要
時間のない社会人が英語学習をするためには、まず時間を作ること。
いくら時間がないとはいっても生活をしていれば、隙間時間は必ず誰にでもあるものです。
通勤による電車や車での移動時間や、昼食後や仕事合間の休憩時間、または就寝前の10分間でも探そうと思えば生活の中には隙間時間が意外とあります。もし1日10分の隙間時間を6回見つけることができれば、1時間も確保することができます。
普段の生活を見直すことで、1日の隙間時間を見つけてみてください。そして、その隙間時間をぜひ英語学習に活かしましょう。
時間のない社会人の英語学習はまず習慣にする
英語学習を習慣にするということは、何よりもあきらめず継続することがとても大事です。
おすすめは毎晩寝る前に英単語やフレーズなど5つ覚えること。なぜなら、暗記モノを寝る前に行うと、睡眠中にその日に覚えたモノが無意識下で記憶に定着すると科学的にも証明されているからです。
また、朝通勤時にリーディング、夜帰宅時にリスニングなど自分に合った習慣にしやすいやり方を見つけていくと、英語力向上にも繋がります。
習慣にするには継続力が必要不可欠ですが、英語学習を習慣化することで確実に英語力はUPします。
まずは、確実に「やれる」ことからやって、ゆっくりと量や難易度をあげるというのも習慣化のコツです。
まとめ
この記事では、どんなに忙しく時間のない社会人でも、英語学習ができるということを解説してきました。
効率的かつ効果的に英語の勉強をするためには、
- “create a clear goal” 「明確なゴールを設定する」
- “set aside time for” 「時間を確保する」
- “make it a habit” 「習慣にする」
これら3つの流れをまず実践することで、自分が目指すゴールは達成できます。
本記事は「時間がないけど、英語学習をしたい社会人が最初にするべき心構え」みたいなものです。
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