英語で「大変だ」「うまくいかない」と感じたとき、あなたはどう表現していますか?
ただ「忙しい」と言うだけでは、自分の状況や気持ちを正確に伝えきれないことも多いはずです。
そんなときに使えるのが、よく使われる英語フレーズ “a hard time” です。
このフレーズをマスターすれば、仕事の忙しさや英語学習の悩み、日常生活の困難まで、自然に相手に伝えられるようになります。
この記事では、実際の会話例をもとに「使える英語表現」としての使い方を徹底解説。
読めばあなたも、状況に合わせて自分の苦労や困難をスムーズに伝えられるようになります。
この記事のポイント
- “a hard time” を使って大変な状況を具体的に伝える方法
- 仕事やプライベートでの困難を自然に表現するコツ
- “having a hard time …ing” を使って、苦手なことや挑戦中の状況を柔らかく伝える方法
- ネイティブの会話例から学ぶ、実践的な使い方
- フレーズを使いこなして、英語力を「知っている」から「使える」へステップアップ
それでは早速見ていきましょう。
“a hard time” の【場面で英語】
「よく使われる英語フレーズ a hard time」を、あなたはどんなときに使えばよいかご存じでしょうか?
実はこの表現、単に「大変だ」という意味だけでなく、仕事や学習、人間関係など、さまざまな場面で「うまくいかない」「苦労している」といったリアルな気持ちを伝えるのに最適です。
例えば、仕事で人手不足に追われているとき、あるいは英語のリスニングに苦戦しているとき、自然な会話の中で「I’m having a hard time…」を使えば、自分の状況を生きた英語で表現できます。
この記事では、仕事や英語学習といった日常的なシーンを取り上げ、ネイティブが実際に使う会話例を通して、そのまま使えるフレーズを学べます。
読むだけで、自分の悩みを英語で伝えられるイメージが湧いてくる実践的な内容。
あなたの英語力を一歩進めるヒントがここにあります。
では早速、会話のやり取りを見ていきましょう。
a hard time: 大変な状況だと伝えたい
【Situation】仕事で忙しすぎて友人に相談するシチュ
【Key Phrases】
I’ve just been having a hard time at work lately. うん…。最近、仕事で大変なことがあって。 Honestly, I’ve been having a hard time keeping up with everything. 正直、全部についていくのがやっとで。 I guess I’ve just been having a hard time balancing work and personal life. 仕事とプライベートのバランスを取るのが難しくて。 |
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Hey, you look exhausted. Is everything okay?やあ、すごく疲れてるみたいだけど、大丈夫
Yeah… I’ve just been having a hard time at work lately. うん…。最近、仕事で大変なことがあって。 Oh no, what’s going on? そうなんだ、何があったの? Well, we’re short-staffed right now, and my manager keeps giving me extra projects. I feel like I’m working late every single night. 今、人手不足で、上司が私にどんどん追加のプロジェクトを任せてくるんだ。毎晩遅くまで働いている気がする。
That sounds rough. So you’re basically doing the work of two people? それは大変そうだね。つまり、実質的に2人分の仕事をしているってこと?
Exactly. And the deadlines are crazy. Honestly, I’ve been having a hard time keeping up with everything. まさにその通り。それに、締め切りもめちゃくちゃなんだ。正直、全部についていくのがやっとで。
I can imagine. No wonder you look so tired. Have you talked to your manager about it? 想像できるよ。そんなに疲れて見えるのも無理はないね。上司には話してみた? I tried, but he just said, “Hang in there, it’ll get better soon.” But honestly, I don’t see things improving any time soon. 話してみたんだけど、「頑張って。もうすぐ良くなるから」って言われただけだった。でも、正直、近いうちに状況が好転するとは思えないんだ。 That must be frustrating. I know you, though—you always try your best. But it’s important to take care of yourself too. それはもどかしいね。でも、あなたのことは知ってるから—いつも一生懸命頑張ってるよね。だけど、自分のことも大切にしないと。 You’re right. I guess I’ve just been having a hard time balancing work and personal life. By the time I get home, I’m too exhausted to do anything. そうだね。仕事とプライベートのバランスを取るのが難しくて。家に帰る頃には、何もする気力が残ってないんだ。 Maybe you need a short break. Even just a weekend getaway could help. 少し休みが必要なんじゃない?週末にちょっとした旅行に行くだけでも気分転換になるかも。 Yeah, maybe. Thanks for listening. It helps just to talk about it. うん、そうかも。聞いてくれてありがとう。話すだけで楽になったよ。 Anytime. Don’t forget—you’re not alone in this. どういたしまして。忘れないで—あなたは一人じゃないからね。
💡P:ポイントを解説しています♪ |
having a hard time …ing: 「あまりよく…できない」と言いたい
【Situation】英語学習について友人に相談するシチュ
【Key Phrases】
Yeah, I’ve been trying, but honestly, I’m having a hard time understanding native speakers when they talk fast. うん、頑張ってるんだけど、正直、ネイティブスピーカーが早口で話すのを聞き取るのが難しくて。 But in real conversations, I’m having a hard time catching the words. It feels like everything just blends together. でも、実際の会話だと、単語を拾うのが難しくて。全部がひとつに繋がって聞こえる気がするんだ。 I joined an online group, but I’m also having a hard time jumping in when everyone else is talking. オンライングループに参加したんだけど、みんなが話しているときに、なかなかうまく話に入っていけなくて。 I was having a hard time keeping up in group conversations. グループでの会話についていくのが大変だったよ。 I guess I’m just having a hard time being confident, too. 自信を持つのが難しいというのもあるかな。 |
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Hey, how’s your English class going? You’ve been studying really hard, right?ねえ、英語の授業はどう?すごく熱心に勉強してるよね? Yeah, I’ve been trying, but honestly, I’m having a hard time understanding native speakers when they talk fast. うん、頑張ってるんだけど、正直、ネイティブスピーカーが早口で話すのを聞き取るのが難しくて。 I totally get that. Even for me, sometimes different accents can be tricky. What’s the hardest part for you? それ、すごくわかる。私でも、時々、いろんなアクセントは難しいと感じることがあるよ。何が一番大変? Well, I’m fine when I read or listen to something slowly, like in a podcast with subtitles. But in real conversations, I’m having a hard time catching the words. It feels like everything just blends together. うーん、字幕付きのポッドキャストとか、ゆっくり読む聞いたりする分には大丈夫なんだ。でも、実際の会話だと、単語を拾うのが難しくて。全部がひとつに繋がって聞こえる気がするんだ。 That makes sense. I think a lot of learners have the same struggle. Are you practicing with real conversations? それはそうだね。多くの学習者が同じように苦労していると思う。実際に会話の練習はしている? A little. I joined an online group, but I’m also having a hard time jumping in when everyone else is talking. By the time I think of what to say, the topic has already changed. 少しはね。オンライングループに参加したんだけど、みんなが話しているときに、なかなかうまく話に入っていけなくて。何を言おうか考えているうちに、もう話題が変わっちゃうんだ。 Yeah, that happens. I used to feel the same when I was learning Spanish. I was having a hard time keeping up in group conversations. うん、そういうことあるよね。私も昔、スペイン語を勉強していた時に同じように感じてた。グループでの会話についていくのが大変だったよ。 Exactly! It’s frustrating. I feel like I know the words, but my brain just freezes. まさにそれ!もどかしいんだ。単語は知っているはずなのに、頭がフリーズしちゃう感じ。
Don’t worry, that’s part of the process. Try to focus on short phrases you can use quickly. That way, you don’t have to translate everything in your head. 心配しないで、それは学習プロセスの一部だよ。さっと使える短いフレーズに集中してみたら?そうすれば、頭の中で全部を翻訳しなくて済むから。 That’s a good idea. I guess I’m just having a hard time being confident, too. いいアイデアだね。自信を持つのが難しいというのもあるかな。 Confidence will come with practice. Trust me, you’re doing better than you think. 自信は練習すればついてくるよ。信じて、あなたが思っているよりずっと上手にできてるから。
Thanks. Talking about it actually makes me feel a little better. ありがとう。こうして話すだけで、少し気が楽になったよ。
💡P:ポイントを解説しています♪ |
「よく使われる英語フレーズ a hard time」は、一見シンプルですが、その使い方次第であなたの英語表現力を大きく広げてくれます。
仕事での忙しさを伝えるとき、英語学習での悩みを共有するとき、自分の気持ちを自然に表せる武器にもなります。
ネイティブとの会話で「ただ知っている」から「使いこなせる」へと変わる瞬間を感じることも出来るはず♪
あなたはどんな場面で使いたいですか?
Review:大変な状況だと伝えたい時の “a hard time”
“a hard time” は、ただ「大変」という意味にとどまらず、相手に自分の状況を具体的に理解してもらえる便利なフレーズです。
なぜなら、英語で自分の気持ちを正確に伝えるには、抽象的な表現よりも、状況を鮮明に描写できる表現が効果的だからです。
例えば、「仕事で人手不足で大変」と言いたいとき、
と言えば、単なる「忙しい」以上のニュアンスを相手に伝えられます。
つまり、このフレーズを使えば相手に共感を引き出しやすく、会話が自然に深まります。
Review:「あまりよく…できない」と言いたい時の “having a hard time …ing”
“having a hard time …ing” は、自分の苦手さや困難を柔らかく表現できるフレーズです。
なぜなら、直接的に「できない」と言うよりも、英語圏では努力しながらも難しさを感じているニュアンスを伝える方が自然で相手に伝わりやすいからです。
例えば、「ネイティブの早口が理解できない」と言いたいときに、
と言えば、ただの「わからない」ではなく「頑張っているが苦戦している」という前向きな印象を与えられます。
つまり、この表現を使うことで、相手はあなたの努力を理解し、会話を助けてくれる可能性が高まります。
まとめ
“a hard time” という英語フレーズは、ただ「大変だ」と伝えるだけでなく、仕事や学習、日常生活のさまざまな状況で自分の苦労や困難を自然に表現できる強力な表現です。
この記事では、仕事での忙しさや英語学習の悩みを例に、ネイティブが実際に使う会話例を通して紹介しました。
このまとめでは、フレーズの使い方や表現のポイントを整理しており、読めばあなたもすぐに「うまくいかない状況」や「苦戦している気持ち」を英語で伝えられるようになります。
以下のポイントを押さえて、自分の会話に活かしてみましょう。
- “a hard time” は単に忙しいや大変だけでなく、状況や感情を具体的に伝える表現
- 仕事での困難を表現する場合、”I’ve just been having a hard time at work lately” のように状況を明確に示す
- 締め切りや人手不足など、具体的な理由を添えるとより共感を引き出せる
- プライベートと仕事のバランスが取れない時も、”I’ve been having a hard time balancing work and personal life” で自然に表現可能
- “having a hard time …ing” は「…するのがあまりうまくできない」と柔らかく伝えられる
- 英語学習で苦戦しているとき、”I’m having a hard time understanding native speakers when they talk fast” で努力しながらも難しいニュアンスを出せる
- グループ会話で話に入れない場合、”I’m having a hard time jumping in when everyone else is talking” のように状況を説明できる
- フレーズを使うことで、相手があなたの努力や困難を理解しやすくなる
- ネイティブとの会話で使うと「知っている」から「使いこなせる」へと英語力が一歩進む
- 状況に応じて使い分ければ、感情や困難のニュアンスをより正確に伝えられる
そして、最後に一言。
このフレーズを活用すれば、日常会話でも自分の苦労や悩みを自然に伝えられるようになり、英語でのコミュニケーションの幅がぐっと広がりますよ。