日常英会話でよく耳にするフレーズ、”I’d rather”。
でも、実際に使うときに「どう表現すれば自然に聞こえるのか」「断るニュアンスの違いをどう出せばいいのか」と迷ったことはありませんか?
友人との週末の予定調整や、同僚からの飲み会の誘いなど、日常のさまざまな場面で使えるこのフレーズをマスターすれば、自分の希望や気持ちをやわらかく伝えつつ、相手との関係も壊さずに済みます。
この記事では、実際の会話例を交えながら、”I’d rather” と “I’d rather not” の違いや使い方を詳しく解説。
自然で大人っぽい英語表現を身につけたい人にぴったりの内容です。
この記事のポイント
- “I’d rather” を使って、自分の希望をやわらかく伝える方法
- “I’d rather not” を使って、大人っぽく断る表現のコツ
- 友人との週末の予定決めでの具体的な会話例
- 職場での誘いを自然に断るシチュエーション例
- 相手を否定せずに歩み寄りや妥協を提案するテクニック
それでは早速見ていきましょう。
“I’d rather” の【場面で英語】
日常会話の中でよく使われる英語フレーズ “I’d rather”。
でも実際にはどう使えば自然に聞こえるのか、ニュアンスの違いをどう表現すればいいのか、迷ったことはありませんか?
“I’d rather…” は「できれば〜したい」「むしろ〜の方がいい」といった希望をやわらかく伝える時に役立つ便利な表現。
一方で “I’d rather not.” は、大人っぽく落ち着いた断り方として活躍します。
友人との週末の予定を決める場面や、同僚からのお誘いをやんわり断るシーンなど、すぐに使える会話例を交えて分かりやすく解説。
相手を傷つけずに自分の気持ちを伝えられる、まさに実用的な英語フレーズ。
英会話をもっと自然にしたい方にぴったりの内容です。
では、会話のやり取りを見ていきましょう。
【Situation】友人同士で週末の過ごし方について話しているシチュ
【Key Phrases】
Hmm, I know it sounds fun, but to be honest, I’d rather do something more relaxed this weekend. うーん、楽しそうだね。でも正直なところ、今週末はもっとリラックスすることをしたいんだ。 Well, I’ve been super busy with work, so I’d rather just hang out somewhere quiet. うん、仕事がすごく忙しかったから、どこか静かな場所でのんびりしたいんだ。 I see your point, but I’d rather not stay out too late. 言いたいことはわかるんだけど、あんまり夜遅くまで出かけたくないんだ。 Hmm, I’d rather stick to dinner only this time. うーん、今回は夕食だけにしたいな。 I’d rather have your company relaxed than exhausted anyway. 君が疲れているより、リラックスしている方がいいしね。 I’d rather have your company relaxed than exhausted anyway. 君が疲れているより、リラックスしている方がいいしね。 |
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Hey, what do you want to do this Saturday? We could go to that new club downtown. I heard the music is amazing. ね、今週の土曜日何したい?ダウンタウンに新しくできたクラブに行かない?音楽が最高らしいよ。 Hmm, I know it sounds fun, but to be honest, I’d rather do something more relaxed this weekend. うーん、楽しそうだね。でも正直なところ、今週末はもっとリラックスすることをしたいんだ。 Oh really? Like what? あ、そうなの?例えば? Well, I’ve been super busy with work, so I’d rather just hang out somewhere quiet. Maybe go to a nice café or watch a movie at home. うん、仕事がすごく忙しかったから、どこか静かな場所でのんびりしたいんだ。おしゃれなカフェに行ったり、家で映画を観たりとか。 I get that. But don’t you think it would be good to dance and let off some steam? それもわかるけどさ。でも、踊って気分転換するのも良くない?
I see your point, but I’d rather not stay out too late. I really need some rest, you know? 言いたいことはわかるんだけど、あんまり夜遅くまで出かけたくないんだ。本当に休みたい気分なんだよね。 Fair enough. How about a compromise? We could grab dinner first—maybe try that Italian place you like—and then if you feel like it, we can head to the club for a bit. そっか、わかった。じゃあ、歩み寄るのはどう?まず一緒に夕飯を食べようよ。君の好きなイタリアンのお店とかどうかな。それで、もし気が向いたら、少しだけクラブに寄るってのは?
Hmm, I’d rather stick to dinner only this time. But we can definitely go dancing another weekend when I’m less tired. うーん、今回は夕食だけにしたいな。でも、また別の週末で、僕がもっと元気な時にダンスは行こうよ。 Alright, sounds good. Dinner it is. I’d rather have your company relaxed than exhausted anyway. わかった、いいね。じゃあ夕食にしよう。君が疲れているより、リラックスしている方がいいしね。 Haha, thanks. You’re a good friend. はは、ありがとう。良い友達を持ってよかったよ。 💡P:ポイントを解説しています♪ |
このやり取りでは、「I’d rather…」を繰り返し使うことで、自分の希望をやわらかく伝えつつ、相手の提案を完全に否定しないニュアンスが出ています。
【Situation】同僚が仕事終わりにバーへ誘ってくるシチュ
【Key Phrases】
Thanks for the invite, but I’d rather not tonight. 誘ってくれてありがとう。でも、今夜は遠慮しておくよ。 I appreciate that, but honestly, I’d rather not. 気持ちは嬉しいんだけど、正直、やめておくよ。 Tempting, but I’d rather not even start. 誘惑に負けそうになるけど、やっぱり最初からやめておくよ。 |
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Hey, a few of us are heading to the bar after work. Do you want to join? ねぇ、仕事の後、何人かでバーに行くんだけど、一緒にどう? Thanks for the invite, but I’d rather not tonight. 誘ってくれてありがとう。でも、今夜は遠慮しておくよ。
Oh, come on, it’ll be fun. You’ve been working so hard—you deserve a drink. そう言わずに行こうよ、楽しいよ。ずっと頑張って仕事してたんだから、一杯くらい飲むべきだよ。 I appreciate that, but honestly, I’d rather not. I’ve got an early meeting tomorrow, and I really need a clear head. 気持ちは嬉しいんだけど、正直、やめておくよ。明日、朝早い会議があるから、頭をすっきりさせておきたいんだ。 Fair enough. What about just one drink? You don’t have to stay long. わかった。じゃあ、一杯だけはどう?そんなに長くいる必要はないからさ。 Tempting, but I’d rather not even start. If I go, I know I’ll end up staying longer than I should. 誘惑に負けそうになるけど、やっぱり最初からやめておくよ。行ったら、きっと必要以上に長居してしまうのが分かってるから。
Haha, true. That does happen. Okay, I won’t push you. Next time, then. はは、確かに。よくあることだよね。わかった、もう誘うのはやめておくよ。じゃあ、また今度ね。 Definitely. Next time sounds perfect. Thanks for understanding. もちろん。次がちょうどいいな。理解してくれてありがとう。
💡P:ポイントを解説しています♪ |
“I’d rather not.” → 「やめておくよ」とシンプルに断る表現。冷たく聞こえず、大人っぽい落ち着いた雰囲気が出せる
Review:「できれば…したい」と相手とは違う願望を伝える時の “I’d rather…”
“I’d rather…” は、相手を否定せずに自分の希望を自然に伝えられる便利なフレーズです。
なぜなら、この表現を使うことで「自分はこうしたい」という意思を示しながらも、会話を柔らかく進められるからです。
例えば、
と言えば、友人の誘いを完全に否定せずに、自分の気持ちを伝えられます。
相手に配慮しながら自分の意見を主張できる “I’d rather…” は、日常英会話で非常に実用的なフレーズです。
Review:大人っぽく断りたい時の “I’d rather not.”
“I’d rather not.” は、大人っぽく落ち着いた雰囲気で断るのに最適な表現です。
なぜなら、相手の誘いを直接的に拒絶せず、やわらかく距離を取るニュアンスがあるからです。
例えば、
と言えば、断りながらも良好な関係を保てます。
相手を不快にさせずに自分の意思を伝える “I’d rather not.” は、職場や友人関係など幅広い場面で使える信頼性の高いフレーズです。
まとめ
日常英会話でよく使われる “I’d rather” と “I’d rather not” は、単なる自己表現以上の意味を持っています。
自分の希望や意思を自然に伝えつつ、相手との関係を壊さずにコミュニケーションを円滑にするための便利なフレーズです。
特に友人や同僚との日常のやり取りで、相手を否定せずに自分の希望を伝えたり、やわらかく断ったりする方法を知っておくと安心です。ここで使い方を整理しておきましょう。
- “I’d rather” は「できれば〜したい」「むしろ〜の方がいい」と自分の希望をやわらかく伝える
- “I’d rather not” は大人っぽく落ち着いた雰囲気で断る表現として使える
- 友人との週末の予定決めで、相手を否定せずに自分の希望を主張できる
- 忙しいときや疲れているときに、自分の都合に合わせた行動をやんわり伝えられる
- 会話の中で繰り返し使うことで、自分の気持ちを自然に強調できる
- 相手の提案を完全に否定せず、歩み寄りや妥協を提案するニュアンスを出せる
- 職場や友人関係など、幅広い場面で応用可能
- “I’d rather do something more relaxed this weekend.” “I’d rather stick to dinner only this time.” など具体的な表現がすぐに使える
- 断る際も “Thanks for the invite, but I’d rather not tonight.” “Tempting, but I’d rather not even start.” のように自然に断れる
- 相手を不快にさせずに意思を伝えることで、関係を良好に保てる
“I’d rather” と “I’d rather not” を使いこなせば、英会話での自分の意見や希望を自然に伝えつつ、相手との関係も大切にできますよ。