「You’re going to…」という表現は日常英会話でよく耳にしますよね?
実はこのフレーズに続く言葉によって、意味やニュアンスが大きく変わるって知っていましたか?
例えば、
You’re going to love this! これを気に入るよ!
You’re going to regret that. それを後悔するよ。
の二つの文では、全く異なる印象を与えます。
では、どのように使い分ければいいのでしょうか?
この記事では、「You’re going to…」に続く言葉によるニュアンスの違いを分かりやすく解説し、場面ごとの適切な使い方を紹介します。
さらに、ネイティブスピーカーの会話例や専門家の意見を参考にしながら、英会話力をぐんとアップさせる方法をご提案します。
「You’re going to…」ってどういう意味?基本をおさらい!
「You’re going to…」は英語の中でも非常によく使われる表現で、主に未来の出来事や結果を示す際に使われます。特に日常会話では、相手に何かが起こるであろう未来の状況を伝える際に使われることが多いです。しかし、単に未来を表すだけでなく、話者の感情や意図がニュアンスに反映されるため、使い方によって意味が微妙に変わる点が特徴です。
未来の出来事を表す
最も基本的な使い方は、未来に何かが起こることを予測したり、予定を伝えたりする表現です。日本語で言えば「~する予定だ」「~するつもりだ」という意味に近く、日常的な会話でも多用されます。
この場合、単に「予定」を示すシンプルな未来形の表現です。「will」との違いとして、「be going to」はすでに決まっている未来や、すでにその方向に進んでいる未来の出来事を指すことが多いです。
予測や推測を表す
「You’re going to…」は、未来の出来事を予測したり、ある結果が起こることを確信している場合にも使われます。特に、何かを見たり、状況を知って、話者が「こうなるだろう」と思う時に使います。
この場合、話者は雲の状況を見て、相手が外に出れば雨に降られるだろうと予測しています。
意図を表す
「You’re going to…」は、相手に「~しようとしている」という意図や計画を伝える表現にもなります。この場合、話者は何かの行動がすでに決まっていることを強調して伝えます。
ここでは、すでに勉強することが決まっている、または相手がそうするつもりであると仮定して確認しています。
感情を伴う表現
今回の本命、「You’re going to…」は、時に感情や感想を伴って使われることがあります。例えば、相手が将来何かを体験した時に抱くであろう感情を予測して伝える場合です。この時、「You’re going to…」に続く言葉次第で、ポジティブなニュアンスやネガティブなニュアンスが生まれます。
このように、「You’re going to…」の後に続く内容によって、相手がどう感じるかを予測したり忠告したりするための表現にもなります。
「You’re going to…」は非常に汎用性の高い表現で、単なる未来の出来事を伝えるだけでなく、意図、予測、感情を含んだ多様な使い方が可能です。未来形の一種として非常に頻繁に使われるため、このフレーズを理解し、使い分けることは、英会話のスムーズなコミュニケーションにおいて重要なスキルとなります。
ニュアンスの違いを理解する!「You’re going to…」の後に続くフレーズのパターン
「You’re going to…」は、英語の会話において未来を予測する際によく使われるフレーズですが、その後に続く言葉によってさまざまなニュアンスや感情が生まれます。このフレーズの特徴は、予測するだけでなく、話者の感情や状況に応じた微妙な違いが含まれることです。ここでは、「You’re going to…」の後に続く代表的なパターンをいくつか見て、ニュアンスの違いを理解していきましょう。
ポジティブな予測や期待を伝えるパターン
「You’re going to…」の後にポジティブな言葉を続けることで、相手が何か良い経験や楽しいことをするだろうと予測したり、期待を表すことができます。この場合、相手に対して喜びや期待を込めた感情を伝えるニュアンスが強くなります。
→ ここでは「love(大好きになる)」が続いているため、相手がこれからそのレストランを体験し、楽しい時間を過ごすだろうというポジティブな期待が込められています。
→ この例でも、相手がこれから参加するパーティーを楽しむだろうという期待を伝えています。
ネガティブな予測や忠告を伝えるパターン
「You’re going to…」は、未来に起こりうるネガティブな結果や相手が後悔しそうなことを予測する場合にも使われます。このパターンでは、話者が相手に対して警告や注意を促すニュアンスが含まれています。
→ 「regret(後悔する)」を使って、相手が将来的にこの決断をして後悔するだろうという予測を伝えています。注意や警告の意味合いが強くなります。
→ これは、相手が危険な状況にあることを予測し、注意を促す忠告のパターンです。「get hurt(怪我をする)」が続くことで、未来のリスクを示唆しています。
感情やリアクションを予測するパターン
「You’re going to…」は、相手が何かを体験した後の感情や反応を予測する際にも使われます。このパターンでは、相手がその場面でどう感じるかを予測し、感情的なニュアンスが強調されます。
→ 「surprised(驚く)」が続いているため、相手がプレゼントを受け取った時の感情を予測しています。話者の期待と、相手が感じるだろう感情の高まりが含まれています。
→ ここでは「feel proud(誇りに思う)」という感情を予測し、相手が何かを成し遂げた時の達成感を伝えています。
実際の英会話でどう使われている?ネイティブの会話例を【場面で英語】でチェック!
簡単なフレーズだけど、次のニュアンスで意味が変わってくるフレーズはよく使われるので要チェックです。
語学学習は「忘れて」から「学んで」を繰り返し、記憶することが重要なので、しっかり実践していきましょう。
読み込んで(インプット)から声に出して(アウトプット)みると、自分の記憶に定着しやすくなると、脳科学的にも証明されていますよ♪
【場面で英語】You’re going to… … 「間違いないよ」と確信をもって伝える時 「間違いない」と確信を伝える時に使えるフレーズです。 You’re going to + ポジティブな内容
【Situation】友人におススメのレストランを尋ねるシチュ
【Key Phrase】
You’re going to love it. 絶対気に入るよ。 |
Hey, what’s up? お、どうしたの? I’d like to take my friend who’s coming over to a nice restaurant. 今度ウチへ来る友達を素敵なレストランへ連れて行きたいんだけど。 You’ve got to go to June Diner. It’s the best. ジューン・ダイナーに行かなきゃダメだよ。最高だから。 Wow, thanks! おぉ、ありがとう! You’re going to love it. That has the best wine list. 絶対気に入るよ。ワインリストが最高なんだよ。 |
追加の【場面で英語】
A: I’ve never been camping before. Is it fun?
キャンプ行ったことないんだ。楽しい?
B: Yes. You’re going to have a great time.
はい、きっと楽しい時間を過ごせますよ。
A: We’re going to Okinawa on Monday.
月曜に沖縄行くんだ。
B: You’re going to love it.
絶対に気に入るよ。
【場面で英語】You’re going to… … 「あとで絶対…するよ」と忠告する時 相手の言動が将来悪い結果をもたらすと忠告する時に使えるフレーズです。 You’re going to + ネガティブな内容
【Situation】明日バスケの試合を控えるライバル同士の会話シチュ
【Key Phrase】
You’re going to be sorry you said that. その言葉を言ったことを必ず後悔するよ。 |
Hey, I think I’m going to beat you in the basketball game tomorrow! ねえ、明日のバスケの試合、僕が勝つと思うよ! Oh, really? You barely even know how to dribble properly. 本当?ドリブルさえまともにできないじゃん。 Pff, I’ve been practicing a lot. You’re going down! ふん、たくさん練習してるんだよ。君は負けるよ! Well, good luck with that! We’ll see. まあ、頑張ってね!どうなるか見てみよう。 You should just admit defeat now. I’m feeling pretty confident. 今のうちに負けを認めたほうがいいよ。僕はかなり自信があるんだ。 Confident, huh? Alright, big talker. You’re going to be sorry you said that when I win tomorrow. Don’t forget, I’ve got a killer jump shot! 自信満々だね? いいよ、口だけのヤツ。明日勝ったら、その言葉を言ったことを必ず後悔するよ。ジャンプショットが決め手になるからさ! We’ll see who’s sorry! Bring it on! 誰が後悔するか見てみよう!かかってこい! |
追加の【場面で英語】
A: Just one more round of drinks.
もう一杯だけの飲もうよ。
B: Are you sure? You’re going to regret it in the morning.
本当にいいの?朝になって後悔するよ。
A: I’m having another ice-cream sundae.
もう一個アイスクリームサンデー食べちゃおう。
B: You’re going to feel sick later.
あとで気持ち悪くなるよ。
閑話休題:「恥ずかしい」の ashamed と embarrassed の違い
日本語で「恥ずかしい」と言う意味の ashamed と embarrassed がありますが、違いは何なのかを解説します。
ashamed:道徳的・社会的に間違っていることをしてしまい罪の意識や後悔を感じる時の恥ずかしさ。embarrassed より深刻で罪悪感を伴い「恥ずべきことだ」と感じている時に使います。
embarrassed:周りの目を気にして「笑われちゃうかも」と赤面してしまうような恥ずかしさ
という違いがあるということを覚えておきましょう♪
ニュアンスを使いこなすコツ:状況に応じた「You’re going to…」の使い方
「You’re going to…」は日常会話で頻繁に使われる便利な表現ですが、後に続くフレーズによってその意味やニュアンスが大きく変わります。適切に使い分けるためには、状況や相手の立場を考慮し、文脈に合った表現を選ぶことが重要です。ここでは、具体的な場面別に「You’re going to…」の使い方のコツを解説し、ニュアンスを自在に操るためのポイントを紹介します。
ポジティブな場面での使い方:期待や楽しみを伝える
ポジティブな場面では、「You’re going to…」を使って、相手に良いことが起こるだろうと予測したり、楽しい未来を期待させることができます。この時、相手にワクワク感や安心感を伝えるニュアンスを意識しましょう。
→ ポジティブな感情(love)を使って、相手が楽しめる未来の出来事を予測しています。この表現は、相手に対して期待感を持たせ、良い印象を与えるために効果的です。
→ 相手がすでに楽しみにしているイベントについて、さらなる期待を持たせる表現です。相手が何かを楽しむだろうと予測して伝えることで、喜びを共有するニュアンスが強まります。
【コツ】
相手が楽しみにしていることや期待していることに対して「You’re going to…」を使うと、ポジティブなニュアンスが自然に伝わります。相手が気に入るポイントや体験するだろう感情に焦点を当てると効果的です。
ネガティブな場面での使い方:忠告や警告を伝える
一方で、「You’re going to…」は、ネガティブな結果を予測し、相手に注意や警告を促す際にも使われます。この場合、相手に何か悪いことが起こる可能性が高いことを指摘し、そのリスクを回避するよう伝えることが目的です。
→ 相手の決断や行動がネガティブな結果を招く可能性を示し、警告する表現です。相手に対して慎重に考えるよう促しています。
→ 具体的な行動(ジャケットを着る)を取らない場合の結果(風邪をひく)を予測して、相手に注意を促しています。相手に警告し、リスクを回避させる目的です。
【コツ】
ネガティブな場面では、感情的な表現を避け、具体的な行動とその結果を示すことが大切です。相手に不快感を与えないよう、優しく忠告するトーンや表現を選びましょう。また、相手の行動がどう結果に結びつくかを明確に示すと、説得力が増します。
まとめ:ネイティブのように自然な「You’re going to…」を使おう!
「You’re going to…」は、英会話で頻繁に使われるフレーズですが、その後に続く言葉や状況によってニュアンスが大きく変わる万能な表現です。
「You’re going to…」は、未来の出来事を予測するだけでなく、その予測に感情や期待、忠告などのニュアンスを込めることができる便利なフレーズです。文脈や状況に合わせた使い分けを意識し、さまざまな場面で実践していくことで、ネイティブのように自然な会話ができるようになります。日常の会話の中で積極的にこのフレーズを使って、より豊かなコミュニケーションを目指しましょう♪