ハリウッド映画や海外ドラマなどの会話で、突然 “No way!” というシーンを観たことはありませんか?
ハリウッド映画や海外ドラマは、私たちの日常生活からはかけ離れた世界を舞台に、スリルやアクション、恋愛など、さまざまなエンターテインメントを提供しています。
“No way!” というフレーズは、その中でも特によく使われる表現のひとつです。日本語で「絶対イヤ!」「うっそ~!」「まさか!」「ありえない!」という意味ですが、俳優がこのフレーズを言うと、思わず画面に釘付けになってしまうほど、そのインパクトは強烈です。
では、なぜハリウッド映画や海外ドラマで “No way!” というフレーズが使われるのでしょうか。その理由の一つは、“No way!” が単純に驚きやショックを表現する効果的な表現だからです。私たちは、日常生活でも「絶対イヤ!」「うっそ~!」「まさか!」「ありえない!」と思うような出来事に遭遇することがあります。そんなとき、私たちは思わず「絶対イヤ!」「うっそ~!」「まさか!」「ありえない!」と叫びたくなりますよね。
“No way!” というフレーズは、そんな私たちの感情を代弁するような表現です。
また、”No way!” というフレーズは、ある事実を否定したり、疑問を投げかけたりする効果もあります。例えば、主人公が恋のライバルから「実は、私はあなたが好きなんだ」と告白されたとしましょう。そんなとき、主人公が “No way!” と叫べば、彼女の驚きと、恋のライバルの言葉を信じたくないという気持ちが伝わってきます。
このように、”No way!” というフレーズは、発声した者の感情をより効果的にするために、さまざまな場面で使われています。
No way! の意味
英語のフレーズ “No way!” は、日本語で「絶対イヤ!」「うっそ~!」「まさか!」「ありえない!」という意味で、日常会話では頻出度の高いフレーズです。
“No way!” は、主に相手が言ったことを否定したり、驚きや信じられない気持ちを表したりするときに使います。
強い否定の場合の “No way!” は文頭に来ることが多いですが、文頭に来る場合は、さらに強く否定したり、相手の発言に反論したりするニュアンスになります。例えば、
のように、Aさんが「今夜、パーティーに行く?」と聞かれたら、Bさんは「絶対にイヤ!パーティに行くつもりはない」と断ることができます。
驚きを交えた表現などは、
のように、Aさんが「月に行く!」と言ったら、Bさんは「うっそ!(まさか!)」と驚きを交えた否定をすることができます。また、
のように、Aさんが「昨夜UFOを見たよ!」と言ったら、Bさんは「ありえない!(信じられない!)」と驚きを表すことができます。
“No way!” は、日常会話でよく使われる便利なフレーズですが、使い方を間違えると相手に誤解を与えてしまうことも…。次のような例が考えられます。
相手が言ったことを否定するつもりで “No way!” と言ったのに、相手は “No way!” を「すごい!」という意味で受け取ってしまう。
相手の発言を驚いて否定するために “No way!” と言ったのに、相手は “No way!” を「絶対にできない!」という意味で受け取ってしまう。
例えば、
のように、Aさんがテストで100点を取ったことを報告したら、Bさんは “No way!” を「すごい!」という意味で受け取る可能性があります。Bさんは、Aさんがテストで100点を取ったことに驚きながらも、Aさんの努力を称賛しているつもりです。しかし、AさんはBさんの発言を「私の成績を否定している」と受け取ってしまう可能性があります。
また、
のように、Aさんが月に行くことを決意したと話したら、Bさんは “No way!” を「絶対にできない!」という意味で受け取る可能性があります。Bさんは、Aさんが月に行くなんて不可能だと考えているつもりです。しかし、AさんはBさんの発言を「私の夢を否定している」と受け取ってしまう可能性があります。
このように、”No way!” の使い方を間違えると、相手に誤解を与えてしまう可能性があり、注意が必要です。
“No way!” の意味合い(ニュアンス)を相手の感情を読み取りながら、正しい使い方を覚えて、英語のコミュニケーションを楽しんでください。
No way! の使い方
英語で驚きや否定を表現するフレーズはたくさんありますが、その中でも「No way!」は最もよく使われるフレーズの一つです。そこで、【場面で英語】を利用して、頻出度の高いフレーズ “No way!” 使い方をマスターしちゃいましょう。
【場面で英語】No way! …「絶対イヤ!」と強く断りたい時
【Situation】友人に1万円を貸してくれと頼まれたが…
【Key Phrase】No way! You still haven’t returned the ten thousand yen you lent me last time. 絶対イヤ!あなたは前回貸した1万円をまだ返してないんだよ。
Can I borrow ten thousand yen? 1万円貸してくれない? No way! You still haven’t returned the ten thousand yen you lent me last time. 絶対イヤ!あなたは前回貸した1万円をまだ返してないんだよ。 What? I haven’t returned it yet? 何?まだ返してなかった? That’s right. When will you *give it back? その通り。いつ返してくれるの? I will **definitely return it within this month. 今月中には必ず返します。 |
*give it back:返して
最初の “return” は「返済する」という意味で、優しく聞いたが、お金を返してほしいので「いつ返してくれる?」と強くいうために、”give it back” を使っています。
**definitely:必ず、絶対に
明確な答えを示す時に使います。
あまり好ましくないお金の貸し借りの場面ですが、本来であれば友人同士の貸し借りはお勧めしません(笑)
しかし、「絶対イヤ!(拒否)」を表現するには適切な場面ではないかと判断し、【場面で英語】で使ってみました。
【場面で英語】No way! …「うっそ~!」「まさか!」驚きや喜びを表したい時
【Situation】友人が宝くじに当たった
【Key Phrase】No way! That’s amazing! まさか!凄いね!
You won’t believe it. I *won the lottery! 信じないかもしれないけど、宝くじに当たったんだ! No way! **That’s amazing! うっそ!凄いね! Thank you, thank you. どうもどうも。 How much did you win? いくら当たったの? 10 thousand yen! 1万円だよ! |
*won the lottery:宝くじに当たった win-won-won
宝くじはゲーム感覚なので「勝った」の “won” を使います。
**That’s amazing!:それは凄い!
“amazing” は “great” 「凄い」より凄いというニュアンスで使ってます。
「宝くじが当たった!」なんて夢のようなシーンを思い起こすので、このような場面を【場面で英語】で設定してみました♪
豆知識
No way!:「There’s no way! 他に方法がない!」から来てます。
まとめ
“No way!” は、驚き、疑念、拒否、または驚嘆を表現する際に使われる口語的な表現です。このフレーズは、何かが信じられないほど驚くべき、または起こり得ないと感じるときによく使用されます。この表現は否定的な意味合いを持つことが多いため、何かが不可能であるか、望ましくないと感じるときにも使われます。
驚きや不信感を表す場面
Guess what? I won the lottery!
知ってる?宝くじが当たったんだ!
No way! That’s incredible!
信じられない!すごいね!
拒否を表す場面
Can you lend me $1000?
1000ドル貸してくれる?
No way! I can’t afford that.
無理だよ!それは払えない。
驚嘆や驚きを表す場面
Did you see that amazing sunset last night?
昨夜の素晴らしい夕日見た?
No way! I missed it!
信じられない!それを見逃したんだ!
頻出度の高いフレーズ
“No way!” を使った頻出度の高いフレーズをご紹介します。
- No way! That’s impossible!
- No way! That’s so cool!
- No way! That’s so funny!
- No way! That’s so nice of you!
これらのフレーズを覚えておくと、より自然な英語を話すことができます。
注意点
“No way!” は、日常会話でよく使われる便利なフレーズですが、使い方を間違えると相手に誤解を与えてしまうことも。
相手が言ったことを否定するつもりで “No way!” と言ったのに、相手は “No way!” を「すごい!」という意味で受け取ってしまう。
相手の発言を驚いて否定するために “No way!” と言ったのに、相手は “No way!” を「絶対にできない!」という意味で受け取ってしまう。
このような誤解を避けるために、相手の表情や声のトーンなどから、相手が “No way!” をどのように受け取っているかを判断するようにしましょう。