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英語への苦手意識、それはアルファベットからの躓きかも?

最初にハッキリ言っておきます。

文字は書けなくても言語はしゃべることができます。それは小さな頃から耳で聞いて声に出して言うことで、口語でコミュニケーションが取れるからです。

赤ちゃんは聞くだけで言語を覚えるわけではないのをご存知ですか。

親がつきっきりでたくさんの言葉を話しかけからこそ、

「この人はこういうことを言っているんだな」

と理解してくれるようになり、こうした濃密なやりとり「interaction(インタラクション)=交流)を重ね、言語を獲得することができるのです。

しかし、私たち日本人の英語の学習法においては、「読んで書くこと」も重要な学習事項のひとつです。

英語の「読む」と「書く」において基礎となるAlphabet(アルファベット)で躓いてしまい、英語に苦手意識をもってしまうことも実は少なくはないのです。

 

 

アルファベットって何?

 

Alphabet(アルファベット)の原型は紀元前1,500年頃に誕生したと言われています。3,500年以上も前にできていた歴史のある文字です。

ちなみに、アルファベットはギリシャ文字のアルファとベータ(α & β)に由来するって知っていましたか?

 

英語のアルファベットは現在26文字の大小の文字ですが、はじめは23個の大文字しかなく、小文字ができたのは8世紀頃だといわれています。

 

 

アルファベットの大文字と小文字

 

話は少しそれてしまいましたが、英語のアルファベットには大文字と小文字があり、実は小文字の習得には大文字の2~3倍の時間がかかると言われています。知り合いの米国人のハンドライティング(筆記)は大文字だけで書類などに記入していました。私にとっては非常に読みやすいので、助かりますが…(笑)

 

アルファベットは26文字。大小で52文字です。「日本語のひらがなや漢字に比べれば簡単なはず」なんて言わないでくださいね。

 

大文字と比較すると、“b”と“d”などの4線の第2線の上に出るものや、“p”と“q”などのように第3線の下に出るものなど、書くときに文字の高さや下に出すことに気を付けなければいけないのが、簡単そうに思われているアルファベットの小さな落とし穴なのです。

 

「あれ、小学生でローマ字習うよね」

 

なんて言う人もいるでしょうが、ローマ字は日本語に当てて学習しています。

例えば、英語のアルファベットの文字、“A”では「エイ」と覚えます。ところが、ローマ字の“A”は「ア」と呼び、子音の“B”などが前に付けば“BA”となり、「バ」と読むので、英語の勉強とは切り離されて学んでいたのです。

 

 

英語のアルファベットの小文字効果

 

非常に簡単そうに思われがちなアルファベットですが、小文字の勉強はたいへんな効果を発揮します。

小文字アルファベット学習による認識能力は、あとあと発達するリーディング能力と強く関係しているという研究結果もあるのです。

 

大人にとっては取るに足らないアルファベットかもしれませんが、英語を初めて学ぶ子供(子供だけに限らないかもしれませんが)にとってアルファベットは一番はじめの躓きになりかねないので要注意です。

 

 

まとめ

たかがアルファベット、されどアルファベット。

 

英語のアルファベットが躓きの原因であるならば、まずはアルファベットの練習をしてみてはいかがでしょう。

特に小文字を練習しましょう。

 

もちろん、自分のハンドライティング(筆記)での練習がおススメです。

 

“Practice makes perfect”

「習うより慣れろ」または「継続は力なり」

 

です。練習を重ねることでより完璧になる、ということです。

 

英語小文字アルファベット練習帳(ワークシート)はコチラ↓↓↓

http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/gaikokugo/1356183.htm

 

こちらは文科省のワークシートページです。練習するには非常に優れた教材ですので、もし良かったら【5】アルファベットの小文字の認識(7~9ページ)(Word:3,792KB)を選択してダウンロードしてから、プリントアウトして練習してみて下さい。

せっかくだから大文字も練習したいというのであれば、【1-2】アルファベットの大文字の認識(1~4ページ)(Word:4,608KB)もあります。アルファベットに関するワークシートがたくさんあるので、利用しない手はないですね。

 

これであなたの英語への苦手意識を少しでも和らげることができたら幸いです。

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