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英語が直訳できても通じない?「I mean」の正しい使い方

英語学習していると、直訳しただけでは伝わらない表現に出会うことがあります。その代表的な例が “I mean” です。

 

“I mean” は、日本語で「つまり」「要するに」と訳されることが多いですが、その使い方は多岐にわたります。そのため、使い方を間違えると、相手に誤解を与えてしまう可能性があります。

 

本記事では、”I mean” の正しい使い方について解説します。ネイティブスピーカーの使い方を参考にしながら、英語コミュニケーションを円滑にするために役立つ表現を身につけましょう。

 

I mean の基本的な使い方

“I mean” の基本的な使い方は、自分の言いたいことを補足したり、言い換えたりする場合です。例えば、以下のような使い方ができます。

 

補足する場合

I’m going to the park, I mean, the library. 公園に行くつもりだったんだけど、図書館に行くことにします。

 

言い換える場合

I’m not saying that you’re wrong, I mean, I just have a different opinion. あなたの意見が間違っていると言っているわけじゃない。ただ、私は違う意見を持っているだけです。

 

I mean を誤解なく使うためのポイント

“I mean” には、以下のような使い方もあります。これらの使い方を誤解なく使うためには、以下のポイントを押さえておきましょう。

 

I mean は、自分の言いたいことを強調する場合にも使われる

I mean, I really like this song. 本当にこの曲が好きなんだ。

この場合、”I mean” は、自分の言いたいことを強調するために使われています。

直訳すると、「つまり、私は本当にこの曲が好きなんだ」となりますが、日本語では「私は本当にこの曲が好きなんだ」だけで十分に伝わります。

 

I mean は、訂正する場合にも使われる

I don’t mean to be rude, I mean, I’m just trying to help. 失礼なつもりはない。ただ、助けようとしているだけなんだ。

この場合、”I mean” は、自分の言動を訂正するために使われています。直訳すると、「つまり、私は失礼なつもりはない。ただ、助けようとしているだけなんだ」となりますが、日本語では「失礼なつもりはない。ただ、助けようとしているだけなんだ」だけで十分に伝わります。

 

【場面で英語】  “I mean” 

“I mean” は、前の発言を補足したり、訂正、説明したりするために使用されるフレーズです。日本語では、「つまり」「要するに」「いや」などの言葉に相当します。

 

【場面で英語】I mean, … 

 「つまりね」と説明を補足したい時

【Situation】自分は落ち込んでいて、友人に励ましてもらおうとしているシチュ。

 

【Key Phrase】

I mean, you’re kind, funny and talented. つまり、あなたは優しくて、面白くて、才能があるということです。

 

Hey, am I a good person?

 ねぇ、私はいい人かな?

What? You’re amazing!

何?あなたは素晴らしいよ!

Really?

本当に?

Yes! I mean, you’re kind, funny and talented.

はい!つまり、あなたは親切で、面白いし、才能があるということだよ。

“I mean” は「つまり」という意味です。この文では、先行する会話や状況を踏まえて、後ろの文の内容を補足しています。

“you’re kind”は「あなたは親切です」、”funny” は「面白い」、”talented” は「才能がある」という意味です。この文は、相手を褒めるときによく使われる表現です。

Aww.

あぁ。

“Aww” は、英語のスラングで、日本語にすると「あぁ」「うわぁ」「やだ」などの感嘆詞に相当します。

Sometimes you have terrible taste in clothes, but that’s okay!

時々服のセンスは酷いけど、それはいいんだよ!

“Sometimes” は「時々」という意味。この文では、服装のセンスがひどいのは、いつもではなく、時々あるということを強調しています。

“terrible” は「ひどい」という意味。この文では、服装のセンスがひどいという相手の気持ちを、そのまま伝えています。

“taste” は「センス」という意味。この文では、服装のセンスの良し悪しを表しています。

“but that’s okay” は「でもそれはいいんだよ」という意味。この文では、服装のセンスがひどくても、気にしないという気持ちを表しています。

この文は、相手を思いやる気持ちや、相手の個性を尊重する気持ちを表す表現です。

Um … thanks?

えーと…ありがと?

“Um” は、「えーと」や「あの」など、言葉を詰まらせる表現です。この文では、相手からの好意や感謝の言葉に対して、まだ言葉が出ずにいる様子を表しています。

And you’re a little messy. But we’re all human!

そして、あなたは少しだらしないけど、私たちは皆人間だもん!

Okay, you can stop now.

OK、もうやめていいよ。

 

追加で【場面で英語】

A: Do you like Michael Jackson?

マイケル・ジャクソンは好き?

B: Of course. I mean, he can sing and dance!

もちろん。つまり、歌って踊れるからね!

A: Is Mike a good student?

マイクはいい生徒ですか?

B: Yes. I mean, he is the best in the class.

はい。つまり、彼はクラスで一番です。

 

【場面で英語】I mean … 

言い換えたい、または言い間違いを直したい時 直前に言ったことをすぐに言い直すときに使う

【Situation】友人とスマホを見ながら来月会う日を相談しているシチュ。

 

【Key Phrase】

Wednesday. I mean Thursday. 水曜。いや、木曜日。

 

What day is best for you?

何日が一番都合いい?

Wednesday. I mean Thursday.

水曜。いや、木曜日。

“Wednesday” は「水曜日」という意味。この文では、水曜日と言った後に、訂正して木曜日と言っている様子を表しています。

“I mean” は「つまり」という意味。この文では、訂正する理由を補足しています。

この文は、言い間違えをしたことを、訂正するときによく使われる表現です。

Thursday the 14th?

木曜、14日?

Thuesday 15th.

木曜は15日。

Thursday is the 14th. Friday is the 15th.

木曜は14日。金曜は15日。

Oh, sorry, I mean Wednesday the 14th.

あ、ごめん、つまり水曜の14日ね。

Wednesday is the 13th!

水曜は13日だって!

Really? Am I looking at the right year?

本当?今年を見てるのかな?

 

追加で【場面で英語】

A: Do you need anything?

何かいる?

B: I’d like two bags of potato chips. I mean three.

ポテチを2袋、いや、3つで。

A: Have a good weekend!

良い週末を!

B: See you on Sunday. I mean on Monday!

また日曜、じゃなくて月曜に会いましょう!

 

【場面で英語】  “What I mean is, …” &  “What I meant was, …”

 “What I mean is, …” は、誤解を訂正したり、自分の真意をはっきりさせるために使用されるフレーズです。日本語では、「つまり」などの言葉に相当。

 “What I meant was, …” は、誤解を訂正したり、自分の真意をはっきりさせるために使用されるフレーズです。日本語では、「私が言いたかったのは…」などの言葉に相当します。

 

【場面で英語】What I mean is, … 

「つまり」と自分の言いたいことを明確にする時 誤解を訂正したり、自分の真意をはっきりさせる

【Situation】友人と一日中テレビばかり観てダラダラしているシチュ。

 

【Key Phrase】

What I mean is, we need to get out more. つまり、もっと外に出る必要があるということ。

 

This is ridiculous. We’re *couch potatoes!

これはばかげている。私たちは怠け者だ!

*米国のスラングで、ソファ(カウチ)に座り込んだまま動かず、テレビやビデオを見てだらだらと長時間を過ごす人を揶揄または自嘲した表現

“This is ridiculous” は「これはばかげている」という意味。この文では、状況や行動が、理不尽で、馬鹿げていると感じていることを表しています。

“We’re couch potatoes” は「私たちは怠け者だ」という意味。この文では、自分たち自身が、運動や活動をせずに、テレビやゲームなどばかりして、だらだらと過ごしていることを嘆いています。

この文は、自分たちの状況や行動に、不満や怒りを感じているときによく使われる表現です。

Huh? 

えっ?

「えっ?」「何?」「何だって?」などの疑問詞に相当する表現。

What I mean is, we need to get out more.

つまり、もっと外に出なきゃってことよ。

“What I mean is” は「つまり」という意味。この文では、前述した内容を補足して、より具体的に説明しています。

“we need to get out more” は「もっと外に出なきゃいけない」という意味。この文では、自分たち自身や、相手を含む複数の人々に対して、外出を促しています。

So what? You want to climb a mountain or something?

だから何?山かなにか登りたいの?

Yes! I don’t know.

そう!分からないけど。

 

Yeah, but it’s like … you know … more complicated.

うん、でも、なんか、もっと複雑なんだよ。

“but” は「でも」という意味。この文では、前述した内容に対する反論や補足を示しています。

“it’s like … you know …” は「なんか、~みたいな感じなんだよね」という意味。この文では、言葉に言い表すのが難しいことを表しています。

“more complicated” は「もっと複雑」という意味です。この文では、前述した内容が、単純ではないことを表しています。

この文は、以下のような状況でよく使われます。

・何かを説明しようとしているときに、言葉に詰まったときに

・自分の考えや感情をうまく伝えられないときに

・複雑な状況や問題を説明しようとするとき

How about going for a walk?

とりあえず散歩でもしますか?

Nice! Let’s get outside now.

いいねぇ!とりあえず外に出よう。

 

追加で【場面で英語】

A: So, you think money is more important than love?

愛よりもお金が大切だって言うの?

B: No. What I mean is, they’re both important.

いや。つまり、両方重要だってこと。

A: What do you mean, “Calm down”?

「落ち着け」ってどういう意味?

B: What I mean is, you don’t have to yell.

つまり、どならなくてもいいってこと。

 

【場面で英語】What I meant was, … 

 「私が言いたかったのは…」と誤解を訂正したい時 誤解を訂正したり、自分の真意をはっきりさせる

【Situation】友人に最近デートしていた女性について尋ねるシチュ。

 

【Key Phrase】

What I meant was, she’s kind of odd. 私が言いたかったのは、彼女はちょっと変わった人だということです。

 

Are you still seeing that girl?

あの子とまだ付き合ってるの?

“Are you still seeing that girl?” は、” 相手が特定の女性と付き合っているかどうかを尋ねるときに使います。

No. It didn’t work out.

いや。うまくいかなかったんだ。

“It didn’t work out “は、何かがうまくいかなかったことを表しています。

That’s good.

それはいいね。

Wait, I thought you liked her. You said she was a good girl.

待って、君も彼女を気に入ってたと思ったけど。彼女はいい子だって言ったよね。

What I meant was, she’s kind of odd.

私が言いたかったのは、彼女はちょっと変わってるってこと。

“What I meant was” は「つまり」という意味。この文では、前述した内容を補足して、より具体的に説明しています。

“she’s kind of odd” は「彼女はちょっと変わっている」という意味。この文では、話し手が、相手の言動や行動を、一般的とは異なると考えていることを表現しています。

この文は、以下のような状況でよく使われます。

・友人や家族が、ある人のことを話しているときに、その人の言動や行動が、一般的とは異なることを指摘するときに

・仕事や学校で、ある人のことを話しているときに、その人の言動や行動が、一般的とは異なることを指摘するときに

・小説や映画などの登場人物について話しているときに、その人物の言動や行動が、一般的とは異なることを指摘するときに

Oh. I thought you liked her sense of humor.

おっ。 君は彼女のユーモアのセンスが好きだと思ってた。

Nope.

いいや。

Oh, I see.

そうだったんだ。

 

追加で【場面で英語】

A: You told me to take my time.

時間かけていいって言ったよね。

B: What I meant was, you should do it carefully.

私が言いたかったのは、注意してやってねってことだよ。

A: You said you wanted to get away.

逃げ出したいって言ったよね。

B: What I meant was, we should take a vacation.

私が言いたかったのは、僕たちは休暇を取るべきだってこと。

 

おまけ

I know what you mean. あなたが言いたいことは分かります。 相手の意図が理解できる

mean を使うとお互いの真意をはっきりさせながら会話を進められる

 

まとめ

“I mean” は、英語でよく使われる表現ですが、その使い方は多岐にわたります。そのため、使い方を間違えると、相手に誤解を与えてしまう可能性があります。

 

本記事で解説したポイントを押さえて、”I mean” を正しく使いこなしましょう。そうすることで、英語コミュニケーションを円滑に進めることができるはずです。

 

 

 

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