突然ですが、映画「『イコライザー(The Equalizer_2014)』について書きたい!」なんて、華大さんのつかみで申し訳ありません!
「何を今さらイコライザーなんて書いてんの?」と観たことあるあなた!ぜひ最後まで読んでいただき、イコライザーの中の名ゼリフを英語のフレーズで堪能していただきたいっ!
話は元に戻しますが2023年10月6日 (金) から『イコライザーTHE FINAL (The Equalizer 3)が全国映画館でロードショーです♪
ぜひ観に行きたい!
もちろん、『イコライザー(The Equalizer_2014)』 、そして『イコライザー2(The Equalizer 2_2018)』も何度も観てます。それくらい大好きな映画の続編がまた観ることができるなんて、居ても立ってもいられず、筆を取らずにはいられませんでした(笑)
主人公、ロバート・マッコール (Robart McCall) を演じるのは『トレーニングデイ(Training Day_2001)』でオスカー受賞したデンゼル・ワシントン。ホームセンターで働く物静かで心優しいマッコールは、問題を抱える若者たちを助けていく。しかも滅茶苦茶強い!とまあ、ぜひ観てほしいので、ネタバレはここまで。
イコライザーの良さ
「勧善懲悪で正義ここにあり!」という内容はもちろんなのですが、主演のデンゼル・ワシントンのいぶし銀な演技が素敵過ぎます。
強いけど、心優しく、とても人間臭いマッコールが彼なりに問題を抱えた若者たちを助けていく様、悪党を懲らしめていくアクションなど、見どころが盛りだくさんなのです。
『イコライザー(The Equalizer)』とは
“equalizer” 「イコライザー」の意味を調べると、等しくするもの、平坦装置、システムとなり、俗語では銃器や刃物などの致命的な武器となっています。また、Colt Single Action Army (CSAA)と呼ばれる拳銃の愛称であるとのこと。理由はCSAAが全ての者を(戦闘力において)平等にするからとのことです。なので、”peace maker”「平和をつくるもの」という愛称もあります。
この場合、『イコライザー』は暴力や貧困など不公平なことを正す者という意味と、全ての者を(戦闘力において)平等にするという意味を混在させているのではないのでしょうか。
映画のシーンで、マッコールが悪党たちに対して、遠回しに相手を倒す意味も込めている印象深いセリフがあります。それは悪党たちが今まで散々悪いことをしてきたのだから、やり返されるのは当然だという意味が込められたセリフ。それが、
なのです。カッコいい!素敵です。
『イコライザー(The Equalizer)』の良さとは、強いけど、心優しく、とても人間臭いマッコールが
をしっかり持って正義を行使してるというトコではないのでしょうか。
冒頭に込められた名言
『イコライザー』の冒頭には、偉人といわれる作家の名言が出てきます。
それは『トム・ソーヤの冒険』で有名なマーク・トウェインです。
この名言は『イコライザー』のイメージを予感させるものといえます。
映画のストーリーを追っていくと、主人公マッコールは「自分がなぜ生まれたのか、これからどう生きていくのか」が分かっていきます♪
問題を抱える若者たちをサポート
物静かで心優しいマッコールはホームセンターで働く同僚のラルフィを気にかけています。なぜなら彼は警備員になるために、マッコールからアドバイスを受けながら食事から体力作りに励んでいるからです。
そのワンシーンですが、警備員の採用試験は体重も審査されるのでラルフィは減量しなければいけないのに、こっそりとサンドイッチにポテトチップを入れてしまうのです。ラルフィはマッコールに見つかってしまい、バツが悪そうにポテトチップを取り除こうとします。それを見たマッコールはラルフィに優しく諭します。
「一気にやろうとしないで、少しづつ目標に近づこう」という着実にという意味を込めた励ましの言葉です。その後、ラルフィは本気でダイエットに取り組み、警備員試験に受かろうと努力を続けます。
さらにマッコールはラルフィが試験に受かるようトレーニングにもつき合います。かなり大きなタイヤを引っぱって救助のトレーニングをしているのですが、ぽっちゃり体型のラルフィは体力的にキツくて「もう無理だ」と諦めてしまうというシーン。しかし、ここでもマッコールはラルフィに励ましの言葉をかけます。
ここでは「自分は必ず出来る!」と信じれば必ず成功する。そういった意味でマッコールは自分自身を疑うなとラルフィを励ますのです。
自分のことは自分自身で解決しなければならないもの!マッコールの励ましは挫けそうなとき、強い味方となってくれるのです。
次のシーンは、不眠症のマッコールが眠れない時に訪れるダイナーで顔見知りになった少女アリーナとのシーンです。
なんとなくアリーナは知的で優し気なマッコールに話しかけます。今は娼婦をしている彼女ですが、実は歌手を夢見ていることを彼に伝えます。そこで、彼は、
Scene at a dinner1 ダイナーでの場面1 |
I think you can be anything you wanna be. 君はなりたいものになれるんだよ。 Maybe in your world, Doesn’t really happen that way in mine. あなたの世界ではね。私のじゃ無理よ。 Change your world. 世界を変えろ。 |
と、彼女をしっかり見つめながら伝えているので、説得力が加わります。
本当に自分がなりたいものがあるなら、世界を変えろ!決して諦めてはダメだ !とマッコールは本心から願うからこそだせる誠意ある励ましの言葉ではないでしょうか。
ちりばめられている名著の抜粋
マッコールのお気に入りのダイナーのシーンでは、アーネスト・ヘミングウェイやミゲル・デ・セルバンテスの名著にふれています。
最初はヘミングウェイの『老人と海』を読んでいるマッコールにタイトルを見たアリーナが内容について質問するシーン。
内容についてはすべてを失ってしまった老人の話だとマッコールは簡潔に説明すると、アリーナは「散々ね」と哀れみますが、マッコールは、
と言い、まったく違う見方をしています。
老人はすべてを失ってしまったが、同時に二つのことを得たのです。
一つ目は、巨大なカジキを釣り上げたことは漁師としての自信をとり戻してくれたこと。そして二つ目は、老人のことをいつも思ってくれる少年に価値のある希望を伝えたこと。これらは哀れみにはならないと伝えているのです。
別の夜にダイナーでアリーナに今度はどんな本を読んでるのかと聞かれたマッコールはミゲル・デ・セルバンテス著書『ドン・キホーテ』の内容を簡潔に説明します。
ドン・キホーテは妄想で自分が騎士であると思いこんで世の中の悪を倒そうと旅にでるストーリーだと聞いてアリーナはまるで自分のことみたいとシンパシーを感じてしまいます。
Scene at a dinner 2 ダイナーでの場面2 |
What’s your new one about? 新しい本は何についてなの? Oh, it’s about a guy who thinks he’s a knight in shining armor. The only thing is, he lives in a world where knights don’t exist anymore. 主人公は自分は騎士だと思っているが 現実はもう騎士がいない世界なんだよ。 Sounds like my world. 私の世界みたい。 |
ここでの二人の会話は、他人から聞いた話しがまるで自分の事のように感じる気持ちを表わすセリフがあり、シンパシーを感じることができるのではないでしょうか。
イコライザー2(The Equalizer 2_2018)からも紹介
マッコールの過去が明らかになるイコライザー2からも名ゼリフを紹介させてください!
悩める若者マイルズ・ウィテカーに対してマッコールが伝えるセリフです。
You got a choice. You got talent. You got a chance. Don’t want to hear about your environment, what your mama didn’t give, white man won’t give you no shot. You got a chance. Use it while you’re still alive. You don’t know what death is. You have no idea what death is! Make a decision. あなたには選択があります。あなたには才能があります。あなたにはチャンスがあります。環境のせいだとか、母親が与えなかったものだとか、白人がチャンスを与えてくれないとか、そういう言い訳は聞きたくない。あなたにはチャンスがある。生きているうちにそれを使いなさい。あなたは死を知らない。あなたは死をまったく知らないのだ!決断を下しなさい。
これは、どんな状況にあっても自分の可能性を信じ、自分の力を発揮するように励ます力強いメッセージです。また、言い訳をせず、人生を最大限に生き、自分の夢を叶えるために立ち上がることを促します。
このマッコールのセリフは、私たち一人一人が自分の運命を自分の手で切り開く力をを持っていることを思い出させてくれます。迷ったり、くじけそうになったときに、希望と勇気を与えてくれるメッセージです。特に、
は響きますね♪
まとめ
『イコライザー(The Equalizer_2014)』や『イコライザー2(The Equalizer 2_2018)』は様々なシーンで記憶に残るセリフや名言などが散りばめられています。
なので、まだ『イコライザー_2014』と『イコライザー2_2018』を観ていない人がいるなら、本当にもったいないです。ぜひ観てみてください。そして10月6日(金)に公開する『イコライザー THE FINAL』を観に行きませんか。
日々の生活で夢や希望を失いがちですが、この映画を観て自分を奮い立たせてみてはいかがでしょうか。
英語学習も一緒です。諦めず続けることができれば結果は自ずとついてくるはずです。
まずは、この映画(字幕版)を観るだけでも英語に触れてるわけですから、英語学習の一環と割り切り、マッコールの世界に没入してみてください。そこで、気になるシーンの会話フレーズを一つでも覚えて、使うことができればステップアップ間違いなしです♪
ちなみに映画の中で気に入った会話シーンのフレーズは記憶に残りやすいというメリットがあります。この映画はおススメの映画なので、ぜひ英語学習にも役立ててください。
追伸:
本日10月6日、『イコライザー THE FINAL』を観に行ってきました♪
初っぱなからノンストップで109分があっという間でした。
ネタバレはしたくないので、あるワンシーンですが、マッコールを助けた医師のエンゾとのやり取りで、
やり取りで、
Scene in Enzo’s houes エンゾの家のシーン |
Remember what I asked you? 私が訪ねたことを覚えているか? When I first come? 最初に来た時? Yeah. そう。 Yeah. Yeah. Am I a good man or a bad man, you asked me. うん、うん。私がいい人か悪い人かを尋ねたよね。 And you said you didn’t know. そして、あなたは分からいと言ったんだ。 I don’t know. 分からない。 Only a good man would have said that. いい人間だけがそんなことを言うんだよ。 |
と、エンゾとマッコールのやり取りに「いい人の定義」みたいなものが表れていてとても印象に残るシーンでした。
やっぱり『イコライザー THE FINAL』はおススメです。