英語学習していると、よくあることですが、英語をそのまま日本語にすることが難しいように、日本語をそのまま英語にしてもなんだか意味が通らないなんてことありませんか?
実は、「日本語で良く使われる言葉に英語が当てはまらない」なんてことも英語と日本語の違いが存在するからなのです。
「英語と日本語は違う」とはっきり言える理由は、「文化・発音・語順と3つの違い」があるからと断言できます。
つまり、「英語と日本語は全く違う言語である」ということを理解しなければなりません。
これら「文化・発音・語順の3つの違い」を理解するだけでも、英語を理解する上では重要なことではないのでしょうか。
そして、これらの違いを理解することで、「伝えたいこと」を伝えられる英語を習得し、「伝えられたこと」を伝えた相手に理解してもらえる英語を使えるようになったときの自分を想像してみて下さい。
その喜びは何ものにも代え難いものとなり、英語習得が楽しくなるはずです。
それでは、英語と日本語の違いを理解しながら、英語力向上を目指すコツを解説します。
英語と日本語の違い
「英語の勉強をかなり長いことしているけど、なかなか身に付かない」
「英語のリスニングがちょっと何言ってるのか分からない」
「英文読解が苦手」
など、英語学習に関する悩みとは人によって様々です。
では、このような英語の学習問題をどうすれば解決できるのでしょうか。
最も重要なのは、
ということを理解していなければならないことです。これを理解することで、自分が分からないことや苦手としていることが明確になり、効率的で効果的な英語の学習方法が見つかるからです。
では、まず英語と日本語の違いを検証してみましょう。
文化の違い
文化とは社会の中で共有される考え方や価値基準のことです。
欧米(英語圏)の人々はというと、感情を豊かに表現し、自分の気持ちをはっきりと言葉にして伝える傾向がかなり強いといえます。自分らしくいることに誇りを持ち、「あなたはあなた、わたしはわたし」と明確にする考え方が共有されています。
日本では、ほとんどの人々は過度な自己主張はせず、周囲との協調を大切にするという考え方が共有されています。すべてを言葉に出さなくても、お互いに相手の気持ちや意図を察したり、本音と建て前が介在したりするのも日本ならではの文化です。
こうした文化の違いや価値観の基準は、言語にも大きく影響を与えています。
どんなに一生懸命英語を勉強しても、この違いを理解していなければ英語を身に付けることは難しいといえるのではないのでしょうか。
発音の違い
言葉として発する音の違いについて、日本語の場合、母音は
/a/, /i/, /u/, /e/, /o/ |
の5音だけで、子音は16音といわれています。
英語の場合、母音は
/i/, /ɪ/, /e/, /ε/, /æ/, /u/, /ʊ/, /o/, /ɔ/など |
の約20音といわれています。
まずこれら発音の違いが日本人の英語の勉強で躓く原因となっているのも事実です。
語順の違い
日本語では
S(主語)+ O(目的語) + V(動詞)
私は英語を話す。 |
となり、「誰が・何が」などのS(主語)があって(ほとんど省略されることも)、次に「何を」「どんなふうに」などのO(目的語)などが入って、最後に「~する。」「~だ。」というV(動詞)がくる語順となっています。
英語では
S(主語)+ V(動詞)+ O(目的語)
I speak English. |
となり、まず、ほぼ必ず「誰が・何が」などのS(主語)があって、次に「~する。」「~だ。」というV(動詞)が来ます。または、『~だ』(= be + 形容詞、be + 名詞)の場合もありますが。そしてその後、「何を」「どんなふうに」などのO(目的語)などの語順となっています。
語順は決まりごとなので、比較的理解しやすいのではないのでしょうか。
英語と日本語の違いを理解することで得られる効果
英語と日本語の違いを理解することで得られる効果は翻訳の段階で発揮することができます。
実は、英語を日本語に翻訳したり、日本語を英語にしたりする機会は意外と多いものです。
社会人であれば、海外から送られてきたメールなどのビジネス文を日本語に翻訳したり、伝えたい日本語を英文メールしたりすることもあるでしょう。研究者、または大学生は海外の研究論文などを日本語に翻訳して理解したり、英語で論文作成することも多いはずです。受験生であれば、どんな学校を受けるにしても、必ず英語から日本語へ翻訳の問題や英作文などが出るはずです。
こうして英語から日本語、日本語から英語へと翻訳する頻度を考えてみると、私たちは学生の頃からかなりしてきています。
例えば、英作文でなかなか自分が伝えたいことが書けないなんてことありませんでしたか?
その原因は日本語の構成(具体例・説明 ⇒ 意見・結論)で伝えようとしているからなのです。
例えば、英語と日本語では基本的に文章と話の構成が違います。
日本語では文章をつくるときや会話をするときに具体例や説明を述べてから、自分の意見や結論に至る構成がほとんどです。
例えば、風邪で会社を休む場合を日本語だと
風邪をひいて39度の熱があるので会社を休みます。
↑↑↑ ↑↑↑ 具体例・説明 意見・結論 |
となります。
英語の場合は、先に自分の意見や結論を述べてから、具体例や説明への構成がほとんどです。
そこで、英語で「風邪をひいて39度の熱があるので会社を休みます」を伝えるのであれば
I’m going to take a day off from work because I have a cold and have a fever of 39 degrees.
↑↑↑ ↑↑↑ 意見・結論 具体例・説明 |
となります。
つまり、英語は伝えたいことを先に伝えるのが話しの構成なのです。
余談ですが、英検の英作文の採点項目に「構成」という採点項目があるのをご存知でしょうか。
この「構成」という採点項目に、しっかりと「英語の構成」で書かれているかが含まれているのです。
いつもであれば、「日本語の構成」で話すことに慣れている受験者にとって、自分がどちらの「構成」で英作文を書いているかに気づくのは難しいのですが、英検採点者からは一目瞭然なのです。
「英語の構成」に沿って文章を構成していけば、論理的な主張がなされているとみなされ、点数を伸ばすことが可能です。
万が一、リスニング、文法やリーディングに気を付けて点数も取れているのに、英検の英作文の点数がなかなか伸びず、いつもあと少しというところで合格に辿り着けていないというなら、「英語の構成」で文章を書けていない可能性があります。
英語と日本語の「構成」の違いを理解し、英作文がきちんと「英語の構成」になっているか集中しながら作成する練習をすると、点数が上がること間違いなしです。
つまり、先に「意見・結論」を述べてから、「具体例・説明」を述べているかを確認してみて下さい。
英語を身に付けることにおいて、英語と日本語の違いを理解することはとても重要です。
なぜなら、その英語と日本語の違いこそが、習得しようとしてる言語の特徴だからです。そしてその特徴を知ることで、習得しようとしている英語への理解が深まるので、自分の英語力向上へと見込むことが可能なのです。
英語と日本語の違いを理解することで結果が出る根拠
それでは、英語と日本語の3つ(文化・発音・語順)の違いを理解したところで、英語力が向上するという理由を検証していきます。
文化の違いを理解することで英語力が向上する理由として、感情を豊かに表現し、自分の気持ちをはっきりと言葉にして伝える英語的考え方が身に付くからです。俗にいう、「英語脳」ですね。
発音の違いを理解することで英語力が向上する理由として、英語の発音を理解することで英単語の成り立ちや語彙数を増やすことができ、リスニング力向上へ期待ができるからです。
語順の違いでは、英語の5文型を始めとして、“so that …”などの構文などを覚えることで文法力の向上に役立つからです。
まとめ
本稿では、英語と日本語の違いを理解することで、英語力を向上できるということを解説しました。
効率的かつ効果的に英語力を向上するためには、
|
をしっかりと理解することです。
英語と日本語の違いを理解することで、
の参考になれば幸いです。
「伝えたいこと」を伝えられる英語を習得し、「伝えられたこと」を伝えた相手に理解してもらえる英語を使えるようになったときの自分を想像してみて下さい。その喜びは何ものにもかえがたいものとなり、英語習得が楽しくなるはずですよ♪
今はネットも普及し、留学などすることなく、アプリや動画などで英語のスキルを習得できるようになっています。英語のスキルを習得することは少し大変かもしれませんが、自分の世界を広げてくれることは確かなので、その先にはきっと面白い未来があなたを待っているはずです。