40代になると、若かったあの頃にくらべて新しいことを覚えたりすることが難しくなったり、仕事や家庭にと忙殺され、時間がないという日々の繰り返しで、40代で英語力をUPするのは無理ではないだろうかと思ってあきらめている人は多いです。
時間がない40代の人にとって英語力をUPさせるための勉強は確かに難しいことかもしれません。
しかし、英語はスキルを身に付けるものなので、“勉強”ではなく、“身に付ける”という意識をもって英語を習得する必要があります(学習するということに変わりはないのですが…)。
つまり、スポーツのように何度も同じ動きをカラダに覚えさせるように、英語も繰り返し継続することでカラダに英語の感覚を染み込ませることで、40代でも英語を身に付けることは可能なのです。
40代でも英語を身に付けるためには日頃から繰り返し継続をしていれば、英語力を十分にUPできるので、今回の記事では「英語を身に付けるためのゴールの設定と時間の確保、そして繰り返し継続する方法」を解説します。
40代でも英語力をUPできるの?
社会人にとって最も重要なスキルは英語のスキルです。
たとえ外資系企業に勤めていなくても、電話対応、メール、またはWeb会議などで英語を使う機会はあるでしょう。
また、各企業ではTOEICを人事評価基準にしているところもかなり増えてきています。
このことは、英語はもう限られた人だけが使う特殊なスキルではないということです。
企業間競争のグローバル化が進む中、英語は人材価値を高める必須スキルであると証明されています。
しかし、それだけ英語のスキルを身に付けなければならないにも関わらず、英語学習をして英語力をUPしようと頑張っている社会人は少ないです。その第一は、「時間がない」という理由からです。
確かに仕事や家庭に忙殺され、多忙を極める40代社会人に帰宅してから英語学習を無理強いするのは難しいことなのかもしれません。
特に40代は「新しいことを覚えることが若い頃より難しくなってきた」からという理由で「英語力をUPするのは無理なんじゃない?」と思ってあきらめてしまっている人が多いのも事実です。
そこで、40代でも英語のスキルを身に付けることができるゴールの設定と時間の確保、そして繰り返し継続する方法を紹介します。
英語のスキルを身に付けるための3カ条
1. “Set Goals” 「ゴールを設定する」
2. “Make Time for” 「時間をつくる」 3. “ Continue Repeatedly” 「繰り返し継続する」 |
1. “Set Clear Goal” 「明確なゴールを設定する」
“Set clear goals to acquire your English skills.”
「英語のスキルを身に付けるために明確なゴールを設定する。」
40代が英語のスキルを身に付けるためには、まず明確なゴールを設定することです。
「英語をモノにしたい」とただ漠然と思っていても、英語のスキルを効率的かつ効果的に身に付けることはできません。
また、ゴールを明確にすることは、効率的かつ効果的に英語のスキルを習得するための学習法を選ぶためだけでなく、学習のモチベーションを保つためにとても重要だからです。
英語は1日や2日学習したところで、急激にできるようになるということはありません。繰り返し継続しなければなりません。
だからこそ、学習に対するモチベーションの維持というのが重要になってくるのです。
「英語をモノにしたい」というぼんやりとした願いではなく、例えば、
「人事評価を上げるために、来年度中にTOEICで650点を取る」
というような明確なゴールの設定が、モチベーションを保てることができるのです。
2. ” Set Time to ” 「時間を確保する」
“Set time to acquire your English skills.”
「英語のスキルを身に付けるために時間を確保する。」
多忙で時間のない40代の英語のスキルを身に付けるためには、まず時間を確保することが重要です。
なぜなら、語学学習においては、その言語に触れている時間の長さがとても重要だからです。
いかに時間を確保して英語のスキルを身に付けるための学習をたくさんできるかということが、自分の英語力UPに繋がります。
40代は、残業や仕事でのお付き合いなどがあり、帰宅しても時間を決めて英語学習に時間を割くことはとても難しいことかもしれません。だからこそ、いかに勉強時間を確保するのかがとても重要になってきます。
3. ” Continue Repeatedly” 「繰り返し継続する」
“Continue repeatedly to acquire English skills.”
「英語のスキルを身に付けるために繰り返し継続する。」
40代にとって英語のスキルを身に付けるためには、多忙なりにも時間を確保して、その学習を繰り返し継続する必要があります。
繰り返し継続するというのは、何も何百回もやれと言っているのではなく、習得できなかった英単語やフレーズ、答えられなかった問題などを習得できるまで繰り返し続けていくことが重要なのです。
40代にとって英語力UPするにはどうするのが効率的かつ効果的?
仕事や家庭にと忙殺され、時間がない40代にとって英語のスキルを身につけるにはどのような方法が効率的かつ効果的なのでしょうか。
“Set clear goals to acquire your English skills.”
「英語のスキルを身に付けるために明確なゴールを設定する。」
まずゴールを設定するために「SMART」を使います。
SMARTとは、
Specific = 具体的に | 誰が読んでもわかる、明確で具体的な表現や言葉で書き表すこと |
Measurable = 測定可能な
|
目標の達成度合いが誰でも判断できるよう、その内容を定量化して表すこと |
Actionable = 自力で行動可能な
|
希望や願望ではなく、その目標が自力で行動可能かどうかを確認すること |
Realistic = 現実的な | 現実から離れた空想ではなく、現実的な目標設定でなくてはならない |
Time Limited = 時間制限付き | いつまでに目標を達成するのかを決めること |
のそれぞれ頭文字をとった具体的なゴール設定方法です。
では、上記の方法でゴールを設定してみると、
Specific = 具体的に | 毎日10分以上英語の勉強をする |
Measurable = 測定可能な | TOEICで650点 |
Actionable = 自力で行動可能な | 隙間時間を見つける |
Realistic = 現実的な | 人事評価を上げるため |
Time Limited = 時間制限付き | 来年度中に |
「隙間時間を見つけ、毎日10分以上英語の勉強をすることで来年度中にTOEICで650点を取り、人事評価を上げる」
というようなゴールを具体的に設定することができます。この具体的なゴールにより、モチベーションを保つことができるのです。
“Set time to acquire your English skills.”
「英語のスキルを身に付けるために時間を確保する。」
そして、時間のない40代が英語のスキルを身に付けるためには、まず時間を作ることが重要です。いくら時間がないとはいっても生活をしていれば、隙間時間は必ず誰にでもあるものです。
通勤による電車や車での移動時間、昼食後や仕事合間の休憩時間など、または就寝前の10分間でも探そうと思えば生活の中には必ず隙間時間があります。もし1日10分の隙間時間を6回見つけることができれば、1時間も確保することができます。
自分の生活をしっかりと見直すことで、1日の隙間時間を見つけてみてください。
そして、その隙間時間をぜひ英語のスキルを身に付けるための学習に活かしましょう。
“Continue repeatedly to acquire English skills.”
「英語のスキルを身に付けるために繰り返し継続する。」
英語のスキルを身に付けるためには、何よりも繰り返し継続することが重要です。
おススメの繰り返し継続法は毎晩寝る前に英単語やフレーズなど5つ以上覚えること。
なぜなら、暗記モノを寝る前に行うと、睡眠中にその日に覚えたモノが無意識下で記憶に定着すると科学的にも証明されているからです。
また、朝通勤時にリーディング、夜帰宅時にリスニングなど自分に合った繰り返し継続しやすい方法をやっていくと、英語力UPに繋がります。
まずは、確実に「やれる!、または、できる!」ことからやって、ゆっくりと量や難易度をあげるというのも繰り返し継続するためのコツです。
40代にとって英語力をUPすることで得られる効果
“Set clear goals to acquire your English skills.”
「英語のスキルを身に付けるために明確なゴールを設定する。」
“Set time to acquire your English skills.”
「英語のスキルを身に付けるために時間を確保する。」
“Continue repeatedly to acquire English skills.”
「英語のスキルを身に付けるために繰り返し継続する。」
実際に上記3カ条をWIZWORDsのTOEIC集中レッスンを6ヶ月ほど実践して、海外赴任をしたABE氏を紹介させて頂きます。
事務機器や光学機器などを製造するメーカーに勤めるABE氏。海外生産における安全性や製造環境の監査などを行う部署で働いています。
海外生産工場や海外支店とは英語でメールや会議でやりとりはするものの、フォーマットがしっかりしており、さほど英語に対する苦手意識は感じてはいなかったABE氏。それが突然英語のスキルを必要する事態になってしまいました。それは海外生産工場の責任者としてABE氏を考えていると上司から言われたからでした。
ABE氏は英語の勉強は大学の卒業以来しておらず、TOEICも受けたことはなかった。さらに、彼もご多分にもれず、仕事や家庭に忙殺される、時間のない40代だったのです。そこで、
「隙間時間を見つけ、毎日10分以上英語学習をすることで6ヶ月以内にTOEICで650点を取り、海外赴任を勝ち取る」
というSMARTを利用したゴール設定を行いました。
多忙を極めるABE氏の隙間時間は朝5時に起きてから1時間半、昼食後30分、就寝前に1時間を毎日、そして週末2日は6時間、自主学習に当て、弊社(WISWORDs)にてTOEIC集中レッスン(2時間)を週に2回を6ヶ月続けました。
繰り返し継続するために、TOEICの問題で間違えたところや苦手だと思ったところを確実に習得するために、最低7回は繰り返しおさらいしたそうです。
ABE氏に弊社から、「TOEIC対策はあくまでもインプットであって、海外で使える英語、英語のスキルはアウトプットしないと身に付かない」ということを最初に伝えました。彼はそこのところをしっかりと理解してくれて、隙間時間や週末はインプットに徹し、TOEIC集中レッスンでは弊社講師とリスニング、文法、リーディング対策をアウトプットも交えながら英語のスキルを習得していったのです。
そして、ABE氏はTOEIC680点を獲得。その3ヶ月後には海外へと旅立っていったのでした。
まとめ
この記事では、多忙を極めるアラフォーでも、英語のスキルを習得できるということを解説しました。
効率的かつ効果的に英語のスキルを習得するためには、
1. “Set Goals” 「ゴールを設定する」
2. “Make Time for” 「時間をつくる」 3. “ Continue Repeatedly” 「繰り返し継続する」 |
これら3カ条をしっかりと実践することで、自分が目指すゴールは必ず達成できます。
本記事は「時間がないけど、英語のスキルを習得したい40代が最初にすべきこと」みたいなものです。
今はネットも普及し、留学などすることなく、アプリや動画などで英語のスキルを習得できるようになっています。英語のスキルを習得することは少し大変かもしれませんが、自分の世界を広げてくれることは確かなので、その先にはきっと面白い未来があなたを待っているはずです。